10月3日、私の新著
『私たちが知らなかった 天皇と皇室』
(SBビジュアル新書)の「見本」本が届いた。5日(地方は6日)には書店に並ぶはずだ。
横組みで全ページがカラー。
私にとっては初めての体裁だ。
書名は、私の原稿を読んだ担当の編集者の実感を、
そのまま表現したそうだ。「天皇と皇室について、
大切なことは何も知らなかった!」と。私がこれまで、様々な著書や文章などで
述べて来たことを、集成してコンパクトにまとめ、
更に今までどこでも語ったことがない新しい見解も、
惜しみなく盛り込んだ。カラーの図版が豊富に掲載され、
記述は平易明快を心掛けた。「はじめに」から。
「何より、感情的・独断的な議論とは、
はっきりと距離を置いた。
天皇・皇室は、決して一部の人たちだけではなく、
幅広い国民が肩ひじを張らないで関心を寄せるべきテーマだからだ」「あらかじめお伝えしておきたいことがある。
それは、本書が決してありきたりの『解説書』や
『入門書』ではない、ということだ。
たとえば、『神話』については、
私なりのオリジナルな視点から統一的に読み解いた。
『歴史』についても同様だ。
長い天皇の歴史の中で取り上げるポイントは何か、
どのように光を当てるべきかなど、
類書には見られない特色を出している。とくに『憲法』の天皇をめぐる規定については、
多くの専門家の意見に飽き足らないものを、
かねてから感じてきた。そのため、初心者向けの記述スタイルを守りながらも、
これまで誰も述べていないような『切り口』を示してみたつもりだ。現代日本が直面する課題を扱った最終章では、
問題の所在を包み隠さず指摘した。天皇陛下の『ご譲位』が持つ意味と
皇室の抱える難問について、私の意見を率直に述べている」―天皇陛下のご譲位を控え、
この本がきっかけになって、
1人でも多くの人が、
天皇・皇室に“穏やかな”関心を寄せて貰えると、嬉しい。
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